冬の材木座 (前編)

 海岸から公道に出ると、ウインドサーフィ
ン用やヨットが並んでいる光景が多く見受け
られました。

 今年最初の鎌倉訪問記です。材木座は初めて訪れる地なので
楽しみにしていました。鎌倉幕府創設期に石垣や屋敷を作るため
伊豆方面から大量の石や材木がこの地に船で運ばれたので、材木
座という名称になったそうです。

 ここで、最新の「江ノ電沿線ガイド」の表紙をご紹介し
ます。冬号なので、雪が降る鎌倉高校前駅のイラストです。
今年は、このような雪が降る気配はありません。もし降っ
たら、時間が許す限り撮影に行きたいと思います。
 皆さん、このイラストの運転手さんに注目してください。
なんとマスクをしています。「芸が細かい」とひとしきり
感心しました。また、「インフルエンザに気をつけましょ
う」と江ノ電の会社が静かにアピールしているようにも思
えました。これまた、こころにくい演出です。


 
では、小旅行記をご覧ください

前編終了

 干しているのでしょうか、雑然として
並んでいますが、よく乾くでしょう。

 遠く江の島を見ながらこの地をあとに
しました。

 後ろを振り返ると、ニコンのロゴと
テント村と表示された木造建ての家屋が
ありました。
なんのためにあるのでしょうか、ハテ

 左上に島のように見えるのが築港跡で、
満潮時には、その姿がほとんど消えてし
まうそうです。
 稲村ガ崎の奥に江の島が霞んで見えます。

 全体が見下ろせる土手に上がり、しばし休憩
をとりました。日差しはやさしく、心地よい潮
風が吹いています。
 いい天気の時に訪れました。

 砂浜に降りて、築港跡に何か石碑のような
ものが建っているのをズームアップして撮り
ました。ボートを漕いで確認したいですが、
その術はありません。
 恐らく「和賀江嶋築港跡」という文字が刻
まれている石碑ではないか、と思うのですが、
これはあくまで私の、

 1232年(貞永元年)に往阿弥陀仏(おうあみだ
ぶつ)というお坊さんが勧進し、北条泰時の助
力を得て、工期1カ月足らずで完成した、との
ことです。

 道路のガードをくぐると、日本で唯一最古の
築港跡を示す「和賀江嶋」の石碑が立っていま
した。その後ろにある説明板を読むと、

光明寺の次のバス停留所「飯島」で下車し、
和賀江嶋に向かいます。

JR鎌倉駅の向かい側の、8番乗り場からバスに
乗車しました。

 次は5年生ですが、とても面白い企画です。
この一年の自分を想像して、漢字一文字で
表すと、どういう字になるかを書かせたもの
です。目標や希望を考えさせるためにも、と
ても良い企画だと思います。一つ一つ見てみ
ると、「みんなしっかりしているなぁ」と感
じました。
 皆さんは、この一年を漢字一文字で表すと
どんな字になるでしょうか。

 隣は4年生の作品です。
牛乳パックの中の白い部分を利用し、絵手紙
風に
描いた作品です。色彩が綺麗ですね。

 今度は鎌倉駅の券売機の横にキティーちゃん
人形が展示されていました。ファンにはたまら
ないですね。

 この庭は「三尊五祖の石庭」と言うそうで、
石にそれぞれ名前が付けられていました。
この寺を去ろうとして、靴を置いたゲタ箱に
戻ると、なんと、

 靴を脱いで、左手にある枯山水の庭で
少し休憩しました。二組の親子連れが、
ベンチに座り、庭を眺めながら昼食をと
っていました

 この山門は1847年(弘化4年)に再建されたもの
ですが、関東で最も大きい山門と言われているそ
うです。
 額縁にカメラの照準をあてました。

 ここから鎌倉駅まで材木座の地域をぶらぶら
しながら徒歩で戻りました。最初に赴いたのは
浄土宗光明寺です。

「木製」という字に興味が湧き一枚
撮りました。

 日が長くなったとはいえ、午後4時には
戻ってくるようにしたいと思いました。
 6時間1本勝負!(^^)

 節分の次はもう雛祭。
花や行事から季節を感じていると、時間の経過
が早く感じられます。

 JRのガード下に向かう途中にあるソーセージ
とかウインナーを売っている店で、店内の座席で
はビールを飲んでいる人がいました。
 横文字やカタカナでかっこいい店の名前が多い
中、かえってこういう店名は新鮮に感じられます。

 鎌倉駅に到着し、大勢の乗客が降りた後に
撮りました。
日差しもほどよく快適に過ごせそうです。

 江ノ電藤沢駅で1日乗車券の「のりおりくん」
を購入しようと券売機に行ったら、その横に昭
和50年頃の硬券(こうけん)切符が展示されてい
ました。磁気カードが普及し、現在のソフトな
切符も段々なくなっていくのかもしれませんね。

 お寺の雰囲気とはミスマッチであり、
また目が覚めるような赤い靴がありま
した。
 絵になると思い、失礼を承知で撮影
させていただきました。
 そしてお寺を出て、再び町を歩きました。

「天照山」の額字は後花園天皇の筆と
伝えられています。

 24時間潮風にあたっていると、サビが
出るのも早いでしょうね。

です(^_^)

 以前もご紹介したことがありますが、今回も付
近の小学生が作った作品がガード下に展示されて
いました。これは一年生手作りの「鬼」です。
 こうやって日本の季節感を覚え、行事を勉強し
ていくのだな、と思いました。
 また展示されると励みにもなりますよね。