さきほどの指導標の後ろに建っている白旗神社
です。江戸期に法華堂がありましたが、明治の神
仏分離で廃されたのち、新たに創建されたそうです。

 この階段を上ると頼朝公のお墓があります。
階段をよーく見ると黒い影がありますが、
黒っぽい服を着た女性が階段を上る様子です。
けっして妖怪の類ではありません(^^;
 また、ここにも指導標があります。
「法華堂跡」
 もと頼朝の守り本尊を祀っていましたが、
頼朝の死後その墓所となりました。和田義盛が
乱を起こし、幕府に火を放った際、将軍実朝が
ここに避難をしました。また、三浦康村がここ
にこもり、北条軍を迎え討ちましたが敗れ、一
族500人ばかりが自殺し、庭一面を赤黒色に染め
た場所でもあります。

 夜には絶対来これないと思いながら、階段を
上がりました。

 途中、歴史指導標がありましたが、文字が
薄くなっていて読める状態ではありませんで
した。調べてみると、

 
「柳原」 
 この周辺は当時柳の名所で「柳原」と言われた
そうです。一説に北条泰時の歌と伝えられている
 年経たる鶴岡辺の柳原 
 青みにけりな春のしるしに
という歌があり、今見られる柳は当時の名残か
もしれません。

 要約するとこのような記載があります。

大正7年(1918)3月鎌倉町青年会建立

 墓所を後にして、真っすぐ歩くと金沢街道に
通じます。その場所に岐れ道(わかれみち)という
情緒を感じる名の三叉路があります。
 岐阜県の「岐」は中国の岐山から命名したと
聞いていますが、「わかれ」という意味もあった
のですね。
 

 この塔は始め五輪塔だったそうですが、
宝治元年(1247)に島津重豪(しげひで)が
層塔に改築しました。
 源頼朝と薩摩島津家の関係は私が長年
気にしているテーマでもあります。

 こういう閑静な街の中を歩きました。
このポスト付近の角を左に曲がると、遠く
正面に墓所が見えてきます。

 源頼朝公の墓所に向かう途中の、とある住宅
の出窓に招き猫が置いてありました。通り行く
人の目を和ませてくれています。

その隣に縁起がいい「鶴亀石」があります。

 八幡宮に入ると、源平池の蓮が水面を埋め
つくしていてびっくりしました。こういう光景
は初めてです。

「段葛」歴史指導標です。
鎌倉を訪れた際、ぜひ読んでみてください、

花屋の店先では、秋を感じます。

雪ノ下と稲村ガ崎 (前編)

 「がんばれ大イチョウ」という看板が
立てられていて、いかに愛されていたかを
感じます。その気持ちが通じたのか、新し
い芽や小枝が成長していました。

彼岸花が綺麗に咲いていました

 向かいの若宮(下宮)にあるおみくじの
自販機です。
 ここの前にある道を東鳥居の方に
歩きました。

かくれ銀杏の現在です。
近づいてみます。

 足の裏はツボが密集している大切な場所。
脚気は土踏まずからやってくると、医女チャン
グムが言っていました(^o^;
やたらと歩く鎌倉では、こういうマッサージも
必要かも知れません。

藤沢駅に向かう300形を見送り、
八幡宮に向かいました。

 黄色い帽子をかぶった小学生たちも
300形をバックに記念撮影をしています。
この小学生は6人ぐらいで一組を作り、
社会見学でしょうか、いたる所で見かけ
ました。

となっています。

 鎌倉駅に到着しました。私が乗車していた
のは最後尾でした。まさか先頭の二輌が300形
とは思いもよらず、バチバチ撮りました。
この300形の仕様ですが、

下り電車との交換です。
この車掌さんの動作はキビキビして、安全に目を
光らせていました。何気ない行動に安心感を感じ
ます。
車掌のNさん、ありがとうございました。

 暑すぎる夏が終わりを告げ、秋の気配がやっと感じる季節になりました。
その秋の始めの鎌倉は、どんな顔をしているか知りたくて見に行ってきました。

 鎌倉幕府を創設し、後の武家政権の始祖と
なった人のお墓とは思えないほど質素でした。
 ちなみに黒っぽい服を着た女性は画面左側に
居て、メモをしながら 勉強しているようでした。

八幡宮周辺は雪ノ下という町名です。
ここから稲村ガ崎に行き海を見に行きます

 東鳥居をくぐると八幡宮境内を出ます。
その正面に「畠山重忠邸址」の指導標が
あります。
 振り返ると、

若宮大路にある二の鳥居です。ここをくぐると段葛となります。
左の鳥居の下に歴史指導標がひっそりと建立されています。

 もう一方の根元の部分は御幣の中にあり、
新しい生命が宿るかのように、着実に成長
していました。
 狛犬が守っているからもう大丈夫です

 結婚式場で有名な鶴が岡会館が
テナントのスペースの改装のため
工事中でした。

JR鎌倉駅の駅舎です。
日中はまだ汗ばむので半そでで
歩きました。

 改札口に向かう途中に「鎌倉コロッケ」
を売っている店があり、新作の「しらす入
りコロッケ」も陳列してありました。

江ノ電藤沢駅です。
右端にあるコーヒーが飲める店は
待ち合わせなどに利用されています。

出発はいつものとおり藤沢からです。
正面に見えるビルにはJRと小田急線の
改札口があります。

昭和9年3月(1934)3月鎌倉町青年団建立

大正13年(1924)3月鎌倉町青年団建立

大正12年(1923)鎌倉町青年団建立

後編に続く