猫は好きなので頭をナデナデしようと思い、
「こっちへ来んさい」と手を振りました。する
と中腰になっていた私に向って素直にやってき
ました。
 足にスリスリすると思ったところ、完全に、
故意に、力を入れドシンとぶつかって来たので
す。少しよろけた私は行ってしまう猫の背を撫
でましたが、ゴジラと闘ったアンギラスのような
鳴き声をし、ノソノソと去って行きました。
「こいつぁは、性ワルか」「無愛想な猫だ」と思
っていると
たまたま母屋から出てきた女性係員
の方が見ていて、「その猫注意した方がいいです
よ。時々噛みますから」私は平静を装い返事をし
、母屋玄関にて靴を脱ぎイソイソと入りました

ここは休憩所です。
何か他の施設の休憩所とはちがった
雰囲気を感じました。

母屋の前庭が見えて来ました。
私を待っていたものは・・・

いい空気をいっぱい吸いました。

狛犬か沖縄のシーサーか、はたまた。

いい日差しがあたってくれました。

 その右に第2ギャラリーがあり、木製の階段の
上に吊るされていた電灯が大正・昭和を感じさせ
ます。光がとてもやさしいです。

定番の記念スタンプですが、朱肉というのが渋い。

 後ろの建物は入場券を購入する売店ですが、
入場し、私の目を引いた最初のものがこの看板
でした。手動でカキ氷を作る機械だったのか、
小川をせき止める機械だったのか、想像力を試
される一品です。

 史跡の由来などを説明した表示はできるだけ
読んでから中に入ることにしています。読むと、
より以上理解度が深まるし、臨場感も高まるから
です。

到着しました!(^O^)/

坂を上りきると左手に見えてきました。

ちょっとした坂があります。
あの森の中に『武相荘』があり、またこの角には
車の誘導をするため係員の方が立っています。

ここを左に曲がると、

小さなお稲荷さんがありました。

街路樹が綺麗な歩道です。
この木々は「カツラ」と言うそうです。

 住宅地に向かうコンクリートの階段の手すりに
何やらはめられた物がありました。
バイクの車輪に通すロックなのでしょうか。
幼子がつまずいたなら怪我をすると思います。
 気になりながら先を急ぎました。

 歩いていると『香山園(かごやまえん)』という
美術館がありました。
 調べてみると、大永5年(1525)神蔵宗家第24代
当主盛清がこの地に城を築き、瑞香殿主屋を建て、
この地を直ケ谷、その後能ケ谷と名付けたそうです。
氏にまつわる美術品が展示され、また回遊式庭園も
あるそうです。
 ふと、足元を見ました。

 本来使い道がなくなったものでも、新たに
その役割を与え、使いきるという精神でしょうか。
それは「もったいない」という言葉にもつなが
ると思いました。

 誰もいない時を見計らって写したのですが、
男女兼用のトイレです。これだけ見ると、こ
こは「お寺か?」と思えます。

 第2ギャラリーの入り口で、白洲次郎の写真が
飾ってありました。部屋の中にはマッカーサー
元帥に贈った木製の椅子がレプリカとして置いて
ありました。

 当日は25度を超えていて、暑かったですが、
木陰に入ると風が気持ちいい日中でした。

土被り1.4M
「つちかぶり いってんよんめーたー」
なんのことだか、サッパリわかりません(−−;






































































  (ぶあいそう)

母屋の隣には「お茶処」があり、
結構人が入っていました。

小山を一周する散策路があり、早速ブラブラ
しました。

リスが空を向いて何か叫んでいました。

鶴川駅プラットホームから見た、大好物の
とうもろこし畑です。
 夏が始まりました。

旧白洲邸『武相荘』訪問記

しばらくあたりを見渡していると、
「写真を撮ってくれませんか」と
観光客の方から声がかかり、快く
応じました。

おっと、左手に鶴がいました。(置物です)

一周50メートルもないかもしれません。

 第1ギャラリーがある母屋にはすぐに入らず
その前庭を散策しました。所々に石塔などが
ありました。

 緑がいっぱいの建物です。
後で気づいたのですが、蚊取り線香がやたら置い
てあり、運営する方々の配慮が感じ取れました。
蚊取り線香を取り替えるにも、かなりの労力が必
要だと思います。

 話はまた脱線しますが、「カツラ」と聞いて
新進女優の桂亜沙美を思い出します。テレビ小
説『ゲゲゲの女房』でヒロインの兄嫁役である
飯田邦子役を演じている女優です。
 注目している女優の一人です(^^)b

 鶴川駅は過去に数回下車したことがありま
したが、久しぶりに降りた駅前は、ガラッと
変化していました。
 画像の右側に行くと「箱根そば」という立ち
食いソバ屋があり、そこでタコ・枝豆入りかき
揚げ蕎麦(冷)を食べました。箱根そばはホン
ト美味しいです。

 新宿と小田原を結ぶ小田急小田原線の「鶴川駅」
で下車しました。街並を見ながら、散策気分で武相
荘に行こうと思いました。
 徒歩15分ぐらいかかるそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうござい
ました。

そして、『武相荘』をあとにしました。

 売店の窓です。
ここでは記念に「武相荘」の文字がプリント
されたトートバッグを買いました。

 母屋内は撮影禁止でしたので、画像はありませ
んが、白洲次郎の蔵書に見とれ、書斎に見とれ、
当時の生活の雰囲気を感じました。

 昭和18年(1943)に白洲次郎は、武蔵と相模の境に位置する鶴川に転居して来ました。
戦後吉田茂に請われGHQとの折衝をし、「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめたことは
有名で、どんな状況下でも「原則(プリンシプル)には忠実に」という信条を曲げない骨太の
人でした。テレビドラマにもなり白洲次郎という名を記憶された方も多いと思います。
 6月のとある日、白洲次郎・正子夫妻が住んでいた『武相荘』を訪ねてみました。
 

おわり